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仕事ができる人が「やらないこと」7選

仕事ができる人が「やらないこと」7選

仕事で思うように成果が挙げられず、評価されない「仕事ができない人」と、社内からも顧客からも大事にされ必要とされる「仕事ができる人」との差はどこにあるのでしょうか?

経験、行動力、時間の使い方など様々な要素がありますが、簡単に言うと、仕事ができる人は絶対にやらないようなことをしている可能性が高いのです。

今回は仕事ができる人が「やらないこと」7選について紹介します。

あなたのビジネススキルアップし参考にしてみて下さい。

仕事ができる人が「やらないこと」7選

①先送りしない
②二兎を追わない
③便利屋にならない
④100点を目指さない
⑤ネガティブ思考にならない
⑥一人で仕事を抱え込まない
⑦人の不平不満に付き合わない

ちなみに似たような趣旨の本で、『仕事ができる人の「しないこと」リスト』(著者、中島孝志さん)もおすすめですので、気になった方はご一読ください。

仕事ができる人が「やらないこと」①先送りしない

仕事ができる人は「先送り」や「先延ばし」をせずに、「すぐにやる」習慣を身につけています。

まずどんな仕事でも、その仕事が生まれた瞬間に始めるのがベストです。

何も完了するまでやる必要はありません。5分でも10分でもいいので、とにかく取りかかり始めてしまうのです。

これはビジネスにおいては仕事が早ければ早いほど、ビジネスの主導権を握りやすいという点があるからです。

スピード感のあるレスポンスはクライアントからの信頼に繋がります。

社内においても早く提案した人ほど自分の企画を推し進めることができる傾向にあります。すぐやる人ほど、仕事を優位に進めることができるのです。

さらに期限よりも大幅に前倒しで仕上げることができれば、上司や同僚から「あいつは仕事が速い」と評価もアップするかもしれません。

万が一不備があっても時間に余裕があるのでブラッシュアップしていけます。

また、仕事をすぐに取り掛かるとモチベーションアップにもなります。

先送りというと、取りかかるのが面倒なことを後回しにするので、一時的にはストレスが減るイメージがあると思います。

しかし心理学的には、仕事を先送りするとかえってストレスを増大させるというのです。先送りしたからといって、その物事を完全に忘れた訳ではありません。

むしろ、先送りにしたタスクが気になって、他のタスクに取り組む際の集中力の妨げにもなるのです。

そして仕事を後回しにして、タスクが積み重なるほどどんどんやる気が低下していくのです。

集中力とモチベーションが低下すると、必然的に仕事の質も低下します。さらに時間的余裕がないなかでタスクをこなすこことはミスも誘発しかねません。

このように、先延ばし癖は「仕事がデキない人」に陥る悪循環を招くおそれがあります。

反対に「すぐやる」習慣がある人ほど、すぐにタスクに取り掛かり作業を終わらせて、重要なタスクに時間と集中力とモチベーションを割くようにタイムスケジュールを設定しているのです。

仕事ができる人が「やらないこと」②二兎を追わない

「二兎を追うものは一兎をも得ず」とは、「欲張って同時に2つのことをしようとすると、どちらも得られず失敗する」の意味を持つ言葉となります。

ビジネスにおいても、同時に2つ以上のことに取り組もうとしている場合に、戒めの言葉として聞く機会が多いと思います。

仕事のできる人も二兎を追うような仕事をしません。しかし、一つ仕事をしないとか、後回しにしたりということではありません。

目標達成のために仕事に優先順位をつけて、一つ一つの仕事を集中して片付けていくのです。

そして、仕事をチェックしてもらう時間を利用して、他の仕事にとりかかります。一兎ずつ確実に仕留めていくといった具合です。

仕事ができる人はマルチタスクをこなすとしても、ゴールから逆算して、物事に優先順位をつける決断のスピードが早いです。

決断が早ければ作業スピードが早まるのはもちろん、業務の進行中でトラブルやハプニングが起こったとしても、速やかな軌道修正によって影響を最小限にとどめやすくなります。

仕事ができる人が「やらないこと」③便利屋にならない

仕事ができる人ほど「便利屋」にはなりません。

上司であっても部下であっても、誰でも一日の持ち時間は同じです。

しかし「コスト」は同じではありません。もちろん上司は部下よりも時間単価が高いわけであり、残念ながら上司は合法的に部下の時間を「奪う」ことができるのです。

上司からの「ちょっといいか?」は悪魔のささやきに等しいものです。

「至急でお願いしたい仕事があるんだけれど」と頼まれれば、新たに取り組む仕事の時問が増えます。

「いま、 ちょっといいか?」と言われ、打ち合わせとなれば、仕事を中断する必要があります。

「いま忙しいのであとにしてくれますか?」と言い返せる部下は、おそらく多くはないでしよう。

なので、部下は自分の時聞を上司に奪われないように、上司の単なる「便利屋」にならないように対処しなければならないのです。

仕事を頼みやすい人になるということは、良いように利用されてしまう恐れがあるのです。

気をつけなければならないことは、信頼されて仕事を頼まれているのか、それとも「なめられている」、「軽く見られている」から仕事を依頼してされているのかです。

後者の場合ならば、大切な仕事に回す時間がなくなってしまいます。そして無駄な残業が増え、大切な仕事の質も落ちていくのです。

仕事ができる人はこういう上司に「甘い顔」を見せてはいません。さらに仕事ができる人ならば、逆に上司をうまく利用して自分の仕事効率を上げるというくらいのスキルもして取得しています。

仕事ができる人が「やらないこと」④100点を目指さない

仕事ができる人というと、企画書や資料などの書き方、プレゼンの仕方、また仕事上で発生する課題や問題の解決など、全て100点満点で完璧にこなしているイメージがあると思います。

しかし実際はそうでありません。仕事ができる人は仕事を60〜80点くらいの出来でこなしているものです。

なぜならビジネスにおいて100点などないからです。まず第一に自分の100点と他人の100点は違います。

仕事の完成物に対する評価基準は上司や顧客、同僚でそれぞれバラバラです。

自分が自信を持っていた仕事が、ある人にとっては50点だったり、また別の人にとっては100点だったなど当たり前のこと。社内で太鼓判を押された企画書が、いざ本番になってみると顧客から不評だったなどよくある話です。

仕事を完璧にこなそうとすると、納期ギリギリまで時間をかけて案件に取り組みます。しかしその完成物は必ずしも相手が満足いくものとは限りません。

特に上司はいいものを提出されたとしても、なにかと難癖を付けたがる性質があります。それを教育だと思っていたりします。

そうなると仕事の推進力が落ち、成果につながらないのです。

それならばスピード感をもって60〜80点程度の仕事をこなす方が仕事がうまく進むのです。余裕をもって提出した方が、修正する余裕もありますしね。

仕事ができる人が「やらないこと」⑤ネガティブ思考にならない

仕事ができる人は、ネガティブ思考にならず基本ポジティブ思考です。そして世のいわゆる成功者もポジティブ思考であり、ネガティブ思考になることはありません。

仕事ができる人は、

「どうせ、出来ない」→「だからこそ、出来る」「どうしてノルマが達成できないのか。」→「どのようにすれば、ノルマを達成できるか。」

といった具合に、ポジティブ思考を頭の中に癖づけています。

「できない」なんて考えていると、物事は好転しないとわかっているのです。

例えば、ビジネスには失敗がつきものです。しかし、仕事ができる人は失敗したとは思いません。「これをしてはいけない」という勉強になったと考えるのです。

他にも例えば、お客さんからクレームを言われたとき、「お客さんから最高の改善点を教えてもらった」と前向きに考えることができます。

失敗をネガティブに捉えては進展がありません。ポジティブに考えるからこそ徐々に成功へと近づくようになるのです。

仕事ができる人が「やらないこと」⑥一人で仕事を抱え込まない

「他の人に任せきれないから」と一人で仕事を抱え込み過ぎて本当に重要な案件を進められない。

もしくは「もう限界に近いけれど、自分でなんとかするしかない」と頑張りすぎる。そんなビジネスパーソンは多いと思います。

その結果、優先順位をつける判断能力が鈍り、重要な仕事に遅れが出てしまったりと、悪影響が出てきてしまう恐れがあります

しかし仕事ができる人は違います。自分の成長とともに関わる分野・仕事量が増えたら、自分の立場としてやるべきこと、任せるべきことを整理します。

そして人に仕事を上手にふり、どんどん仕事を任せてしまうのです。

人に仕事を任せるには、安心して円滑に報・連・相ができるよう、日頃の対人関係が良好であることが重要です。

仕事ができる人が「やらないこと」⑦人の不平不満に付き合わない

仕事ができる人は不平不満を言いません。そして、不平不満に付き合いません。

不平不満を聞いたところで、仕事上の問題が解決し、相手のストレスが解消される訳ではありません。

むしろ不平不満を言うことで、仕事の不満がさらに増長されるかもしれません。

聞いている方もマイナスの気持ちが強まり、決して前向きになれるわけがありません。

つまり、不平不満には何一つ生産性がないのです。生産性のない不平不満不満に対して、自分自身の大切な時間を使う必要はありません。

もっと大事な仕事や自己研鑽に充てるべきです。

また不平不満を聞いていることで、自分も言ったと勘違いされ、不用意に敵を作ってしまう可能性もあります。

仕事を円滑に進めるには人間関係が大事です。妙なとばっちりで仕事に支障をきたすのを防ぎましょう。

【まとめ】仕事ができる人が「やらないこと」7選

仕事ができる人が「やらないこと」7選について紹介しました。

仕事ができる人が「やらないこと」7選

①先送りしない
②二兎を追わない
③便利屋にならない
④100点を目指さない
⑤ネガティブ思考にならない
⑥一人で仕事を抱え込まない
⑦人の不平不満に付き合わない

特に資格であったり、スキルを取得する必要はありません。

明日からでもすぐ実行できるようなマインドチェンジ的な内容です。自分にもできそうだと思った内容があったら、是非実践してみて下さい。

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