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投資で失敗する人に共通すること

投資で失敗する人に共通すること。

「株式投資で儲けた」なんて他人の話を聞くと、仕事以外の収入源として資産運用を考える方も多いと思います。

「投資は失敗すると損失が大きい」
「投資はリスクが高いモノだ」

このような印象を持っている人は多いと思います。

事実、投資で成功している人は少ないです。投資で利益を得るのは難しく、投資家でも大損することはあります。

お金を増やす目的で始めたのに、結果お金が減って終わってしまうこともあるので、注意が必要です。

しかし現代は、低資金で始められる投資も増えてきていますので、低リスクで投資のルールや取引方法、判断を鍛えるなど、重要な経験を得ることができます。

投資で失敗する人に共通すること

①損切りできない
②過去の栄光にこだわる
③分不相応なレバをかける
④他人のせいにする
⑤自分で調べない
⑥自分を過大評価する
⑦謙虚さがない
⑧すぐわかった気になる
⑨自慢が多い
⑩継続できない

そして株式やFXなど様々な投資がありますが、投資で失敗する人の特徴にはどの投資を選んだとしても共通するものがあるのです。

この記事では、投資で失敗する人の特徴について解説していきます。

損切りできない

損切りとは、投資において損失の出た状態で決済することで、損を確定させることです。投資で成功できる投資家は、「きちんと損切りができる」という特徴を持っています。

どのタイミングで損切りをするかは、大きな損失を避けるために重要なポイントですが、これが適切にできる人はそう多くありません。

なぜならば、損失の痛みは利得の喜びより大きく、損失を被ると、平常心を保ちにくく、目の前の損を避けようとする気持ちが強くなります。

その気持ちのままトレードを続けるため、結果的に損失がふくらみ、資金を減らすことになりがちなのです。

「買い付けたときより10%下がったら損切りする」などの自分なりの明確なルールを決めておき、いかなる場合でもルールを守るようにしましょう。

過去の栄光にこだわる

投資で順調にもうけが出ていると気分が良くなり、つい調子に乗って油断してしまうものです。

・勝つのが当たり前
・自分は投資の才能があるかもしれない

と自信過剰になってしまうと、成功体験から実力を過信してしまいがちです。

しかし過去の成功体験が何度も通用するほど投資は甘くありません。変動に対して都度適切なリスクコントロールを行わないと、大きな損失を被る結果となります。

分不相応なレバをかける

レバレッジとは日本語では「てこ」を意味します。投資においてのレバレッジとは、少ない投資金額によって大きな取引を行なうことを指します。

例えば、口座に100万円しか資金が無くても300万円分の取引をすることができます。

取引額が口座資産額に比べて大きくなりますので、利益が出るにしろ損失がでるにしろ、通常の取引に比べ金額が大きくなります。

損失や利益はレバレッジに比例するため、リスク・リターンを決める大きな要素であります。したがって、自分がどの程度の損失額を許容できるかをあらかじめ想定しましょう。

許容範囲外の損失額が出ると、下手すると資産を全て失い、破産してしまいます。

他人のせいにする

投資をしていれば、順調に儲けられる時も、損失が出てしまう時もあります。

損失が出たときに、他の人や他の要因のせいにしないで、自分はどこが悪かったのか、もっと良い対処方法があったのではないかと考えられる人は失敗から学べる人です。

そのように考えられれば、その後のトレードが改善がなされて、上手くいく確率が高くなります。

また、ミラトレやコピートレード、商用EAなど第三者の予想に乗っかっる投資もおすすめできません。それで損失が出ると、どうしても自分の負けだと認められず、人のせいにしてしまいがちになってしまいます。

自分で調べない

投資には様々な知識や情報が必要です。日々変っていく膨大な情報の精査も必要で、正しい情報なのか間違った情報なのかなど確かめなければいけません。

そういった時には、自身で調べることが必要になるので、人に聞いてばかりいる人などは、投資で成功することは難しいでしょう。

例えば投資商品を決める際に、「SNSで推奨されていた銘柄」や「ネットで紹介された銘柄」というのは失敗するリスクが高まります。

他の人に勧められて買った銘柄は、売るときも自分の判断で売ることができず、損切りするタイミングを見誤り、自分の損失額の許容範囲をオーバーする羽目になってしまいます。

また、銀行の窓口で相談すると、「今はこの商品がおすすめですよ」と銀行員から投資商品をおすすめされます。

しかし、銀行員から紹介される金融商品は話題の商品や手数料が高い商品がほとんどであり、買わないほうが良いです。

他人の意見は自分で商品について学び、納得した上で選択するのが失敗しないために必要です。投資はあくまでも自己責任です。他人の意見はあくまで参考程度にとどめましょう。

自分を過大評価する

失敗する投資家は、「自分は他の人達よりも有利な情報を握っている」と自分の投資への知識を過大評価しています。

そして、「数カ月以内に資金を倍にする」と短期的なりトレードを繰り返す人が多いです。

短期間に一気にもうけようとすると投資手法はギャンブル的なものになりがちで、結果的に大きな損失を出すリスクが上がります。

これに対して成功する投資家は、短期的な未来を正確に予測することは不可能とわかっているため、長期にわたって安定した収入を得ることを投資の目的にします。

その結果、銘柄や投資時期などをきちんと分散することでリスクをできるだけ小さくし、大きな損失を回避しているのです。

謙虚さがない

投資で成功する人の共通点の一つに、「謙虚さ」があります。なぜ素直さが有効かというと、謙虚な人は間違いから学び、成長することができます。

「自分が間違えることなどない」、自身の力を過信している投資家は、大きな賭けに出ることが多くなり、損失を被る危険性が増します。謙虚さを持つことで、このような過信による傲慢さから解放されます。

また、「自分はまだまだ」という姿勢から他人の話を素直に聞き入れることができます。もちろん、何も考えず無批判に受け入れろという意味ではありません。

しかし、長期的に投資で成功する為には「他人の経験、知識から学ぶ」という自分の世界を広げる姿勢が大事になってきます。

もちろん成功しているならば、相手が年下であっても教えを請うべきです。様々な人の教えを血肉にすることで、成功は近づくのです。

すぐわかった気になる

「貯蓄から投資へ」を掲げる政府の推奨もあり、初心者が投資を始めるハードルは年々下がっています。

しかし、雑誌を読んで分かった気になったり、他人から薦められた銘柄を漫然と購入したりと、「なぜ投資をするのか?」といったことを本当に理解して投資を行っている人は少なのが現状です。

例えば株式投資の場合、その本質は投資先の会社の一部を所有することにあります。お金を出して株式を保有し、株主総会への出席などを通じて会社の経営にも参加することで、企業価値の上昇や配当などの利益配分を期待するものなのです。

ただひたすら「株価を追いかける」ことを投資とは言いません。

このタイプの人は、株式投資でたまたま売り買いがうまくいったことを成功体験として覚え、なぜ成功したのかもわからずに、同じような売り買いの仕方を繰り返している人が多く、いずれ投資で失敗する可能性が高いです。

また、投資で失敗しやすい方のなかには、SNSからの情報や仲介業者との打ち合わせを行っただけで、ついすべてをわかったつもりになってしまう方もいます。

しかし実際には、投資の一部分を知っただけであり、そのまま良い部分だけを見て始めてしまうと失敗するケースが多いです。

投資に関する情報を得ることは重要ですが、常に情報をアップデートして、知識を身に付け、デメリットやリスクなども把握することが重要です。

誰に教わるのか、どの商品を買うのか、最終的には自分の判断を信じることになります。そのために、まずは投資の世界について勉強する必要があります。

自慢が多い

投資によって儲けが出たとき、「自分の判断は正しかった」と高揚し他人に自慢したくなるのは無理もないことにです。

しかし、そうした高揚感や陶酔感こそが、他人の意見や自分に都合の悪い情報を無視する、傲慢な態度を招くのです。

そのため、儲けたからといって高揚し、自己顕示欲を満たしたい一心で周囲にいい顔をして食事やお酒をご馳走するのは、できるだけ控えたほうがいいでしょう。

また、妬みや反感を買ってしまうケースも多いです。

投資結果に一喜一憂しないように、日ごろから平常心でいられるように心がけて、そしてそれが習慣化されているかが投資を成功へと導きます。

継続できない

投資を始めた後に市場で大きな相場変動が生じれば、購入資産の価格が大幅に下落し含み損を抱えることもあります。

投資に失敗している人はこのような時にすぐに投資をやめてしまう傾向にあります。

価値は基本的に変動するものなので、経済的・社会的な環境悪化によって相場の動きが荒くなり、一時的に含み損を抱えることもあります。この時、あわてて投資をやめると損失を確定させるだけです。

投資の目的は、お金を増やすことです。それなのにおお金がみるみる減ってしまう状況には我慢ができないと思います。

しかし10年~20年先の大きな利益を目指すのなら、目先の含み損には目をつぶらなくてはいけないこともあります。

含み損になる度に投資をやめていたら、いつまで経ってもお金は増えません。投資で利益を出そうとすれば、目先の含み損は気にしないという意識が必要不可欠です。

【まとめ】投資で失敗する人に共通すること。

投資で失敗する人に共通することを紹介しました。

投資で失敗する人に共通すること

①損切りできない
②過去の栄光にこだわる
③分不相応なレバをかける
④他人のせいにする
⑤自分で調べない
⑥自分を過大評価する
⑦謙虚さがない
⑧すぐわかった気になる
⑨自慢が多い
⑩継続できない

投資で成功するのは難しく、むしろ失敗する確率の方が高いです。たとえどんな凄腕投資家でも失敗することはあります。

投資の成功には日頃からの行動が重要で、 どれだけ冷静に分析して最良の判断に繋げられるかがポイントです。

投資家は感情的になった結果、市場から退場していく。過去に何度も見た光景です。

投資で利益をあげることは簡単ではありません。投資を始める前に十分な準備をして投資に臨みましょう。

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